体操教室とはどのような場所か解説しています。

体操教室は子供の脳にも良い影響を与える

体操教室は子供の脳にも良い影響を与えます。
3～8歳はプレゴールデンエイジと呼ばれる身体を動かすことの楽しさを学ぶ時期となります。
特に視機能や神経系が発達する時期で、様々な経験を経ることで基本動作やコミュニケーション能力や巧緻動作を身につけます。
色々な動作を行うことで神経の配列が整い、動作の習得や調整力を養います。
9～12歳はゴールデンエイジと呼ばれる技術やスキルを身につけやすい時期となります。
神経系の発達が完成する頃で、身に着けた技術は一生忘れません。
脳や神経が柔らかい事と筋や骨格系などが高い水準で整っているので、技術を身につけるに適しています。
大人になってからでは難しい感覚やセンスが習得出来る時期です。
身体を鍛えて基礎をつくることで、怪我の防止にもなります。
体操は体と頭と心をバランスよく育てることが出来ます。
不安定な場所を走ったり体操特有の浮遊感などを体験することで、身体を動かす楽しさが学べます。
次第に動きが安定していき、自ら考えて少し難しいことにチャレンジするようになるなど、運動能力だけでなく頭と心も発達するのです。
実際にバランストレーニングによって読解力が高められるというドイツの研究結果や、空間認知力を鍛えることで計算力が向上するというアメリカの研究事例が報告されています。
このように、体操教室は子供の脳にも良い影響を与えます。

体操教室で行われるトレーニング内容とは？

幼児期は成長速度によってルールや指示を理解する力と運動能力に差が出てくるため、体操教室では子供の発達に合わせた指導ができるよう年齢でレッスンを分けているところが多くなっています。
対象年齢は体操教室によってさまざまですが、年少児から参加できる教室もあれば保護者と一緒に参加できる0歳児向けの教室もあり、未就園児のレッスン内容は主に体を動かすことに慣れるトレーニングや楽しむことに重点を置いています。
ベビークラスでは親子で体を動かしたり手遊びなどを行い、一人歩きできる年齢からは基礎的な運動能力を伸ばすレッスン内容が中心となってきます。
年少から年長児を対象としたレッスンでは、基礎運動能力を高める練習に加えてコミュニケーションの取り方について学ぶことができたり、小学生以降のレッスンでは体操器具を使ったり、サーキットトレーニングなどを取り入れたりしながら高度な技にも挑戦します。
体操教室では運動技術の習得はもちろん、成功体験を積み重ねることで目標を持つ大切さを学んでいくこともできます。